頭が大きくなっちゃった。

クスっとする

2階で洗濯中。
「ママーきてー」
1階から5歳男児なっとくんの小さい声。

またいつもの呼び出しか。
そういえばなんかこぼしたからって着替えてたな。

「今洗濯干してるから無理ー」

すると次は大きな声で
「きてーママー痛いよぉー」と泣き声。

それを聞いた瞬間。
干しかけてた洗濯物を放り投げて
洗濯かごをひっくり返しながら
猛ダッシュで階段を降りる。

痛い?なんだろ、お腹かな?

昨日「食べ過ぎたー」って
笑ってたから。

ただの腹痛ならいいんだが、ほか何?
ハサミとか触った?
やめとくれよ。

階段からおちたとかもあるか?
いやそれならこんちゃんが大騒ぎしそう。

今日病院やってるか?
午後からなら行ける…
最悪救急だな。

ってことが、2階から洗濯場までの
ほんの数十秒で走馬灯のようによぎる。

こうやって冷静に書くと母親って偉大だよね。
マジで、チュ~してあげたいわ、自分に。

で、到着。

「大丈夫!?どし…た?」

そこには、服の腕部分に
頭を通そうとして通らず
床に転がってワタワタしながら
「いたいよー助けてー」と叫んでいる
謎の生物を発見。

…ほんとにどした?w

「頭が大きくなっちゃったのー!
だから出ないの!ごめんなさーい!」と
大泣きw

そこにこんちゃん登場。

「もーなっとくん!
服着るとこ違うじゃん!
ママ洗濯で忙しいんだから邪魔しないの!」

「頭が大きくなっちゃったぁ!
ごめんなさいー!」

「ちがーう!なってない!
もともとデカい!」

「えーん!」

と、二人で服を直し始めた横で
おむつ。大爆笑。

こんちゃん。
真顔で「もともとデカい」はやめてw

ようやく服から救出された
なっとくん。

「大丈夫?」
「だいじょぶ……」

はー。よかった。

数十秒前まで
病院の診療時間まで考えてた母は、
なんだか急に力が抜けた。

でもさ。

「痛いよー、助けてー!」って
ちゃんと言えたの、良いよ。

助けが必要なときは、
大きな声で呼んだらいい。

まぁ今回は、
頭が大きくなったわけじゃないけど。

そしてこんちゃん。
弟を助けてくれて、あざます。

その優しさのついでに、
自分の洗濯物も洗濯カゴに入れていただけると
母はもっと助かります。

さて。

猛ダッシュの際にぶちまけた洗濯物を
拾い直しますか。

午後も頑張ろ。

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