平日の夕方の時間はサバイバルだぜ。
夜ご飯作らないといけないし
子供の宿題だって見なきゃ。
マシンガンのように話す5歳の相手をしながら
9歳の愚痴も聞く 。
はぁ。
ちょっとだけ時間がずれてくれれば
2人にちゃんと向き合えるんだけどなぁ。
このマルチタスクを普通にこなせっていうんだから
令和のママは大変だぜ。
そりゃ少しでも想定外が起きれば
母のキャパは即座にパンクよ。
昨日はそれが牛乳こぼし事件だった 。
ふざけて盛大にこぼすなっとくん 。
私の頭の中で
何かがキレる音がした 。
プッチーン
なっとくんはふざけて
「ごめんちゃーいw」と笑ってる。
自分で拭く気配なし 。
まだ私がプッチンしてること
気が付いてないな?
さて、どうしてやろうか。
怒りそうになった瞬間。
「ママ!はい!おまもり飴ちゃん!
なめて!」
口の中に放り込まれたのは
蛍の墓でおなじみのドロップス。
前こんちゃんがおこづかいで買っていた
なつかしい味のする、あれ
こんちゃんは自分が元気がない時に
この飴を舐める。
「お守りだから」
そのお守りを私にくれた。
このドロップがなければ
怒鳴り散らしてただろうなぁ。
「こんちゃん、ありがとう」
「ママ、いつも助けてくれるから
私も助けなきゃなーって」

