夕方5時。こんちゃんを学童へ迎えに行く。
5歳のなっとくんも一緒。
いつもなら3人で手をつないで歩く。
なのに今日は、
こんちゃんの口がぶーっとしてる。
手もつながない。
あーご機嫌、悪いなぁ。
何も聞かずにしばらく放置。
車に乗り込むと
ぶー垂れ娘9歳、開口一番。
「来るのが遅い!」
あー、今日はそっちかw
早く迎えに行くと怒る日もあるし
難しい年ごろだぜ。
「なんでもっと早く来てくれないの?!」
「いや、ごめんて。仕事しててさ」
「仕事なんてしてる場合じゃないでしょ!
私の勉強見てくれるんじゃなかったの?」
「えっ、今日学童でやってきたでしょ?」
「そうだけど!わかんないとこ
ママに教えてもらおうと思ってたんだもん!」
「あー、ごめんね。
じゃあご飯作ったら・・・」
「またご飯作ってないの?
なんでちゃんとしないの?
もう、しっかりしてよ!」
「ごーめーんーてー」
「いつもいつも仕事仕事仕事仕事!
ママなんて、私より仕事が大事なんだ!
ぷん!」
今日はえらくご立腹。
普段こんなに攻撃してこないこんちゃんが
やたら噛みついてくる日は
だいたい寂しん坊さんの日。
友達と何かあったんかな。
理由はよくわからん。
ただまぁ、
今日は言いたい日なんだろうなぁ。
ってことでしばらく放置。
家に着くと
こんちゃんが突然抱きついてきた。
「さっきは、ごめんね?」
上目づかい。
……わかってんなー、こいつ。
完全に9歳にもてあそばれる齢40。
その日は夕飯を手抜きにして
一緒に勉強した。
わからない問題を
「ママもわからん!」って言いながら一緒に調べて
その後なっとくんも巻き込んで踊って
笑って、寝た。
子どもと一緒にいると、時々
自分が子どもの頃に欲しかったものに
気が付くことがある。
おむつ。はたぶんさ。
「なんで怒ってんの!」より
「しっかりしなさい!」より
ただ、「わかんないねぇ、どうしたらいいんだろうね。」
って隣に座って
一緒に困ったり、考えたり
笑ったりしてくれる大人が
ほしかったなぁと思ってさ。
1人くらい、いてもいいよね。
そういう大人。
今、こんちゃんとなっとくんの隣で
わからない問題に悩んだり
くだらないことで笑ったりしていると
私の中のちびおむつ。もいっしょに
喜んでる気分になる。
くすぐったいけどちょっとうれしい。
そんなことを考えながら眠りについた。
翌朝。
なっとくんのおねしょで目が覚めた。
……はい、現実ー。


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