キッチンからリビングに向かうとき。
私は両手に今日の2人のご飯である
生姜焼きをもちながらたたずんでいた。
あと3歩いけばテーブルがあってご飯をおける。
でもそれができない。
なぜなら私の足元にさっきまでなかった
大きな大きな 5歳男子くらいのダンゴムシが
行く手を阻んでいるからだw
このなっとくんがうずくまって
ダンゴムシみたいになっている状態
(通称ナット虫)は
最近の新種である。
数ヶ月前までは
私に怒られれば泣いて謝り
抱っこをして泣き止む。
それがデフォ。
でもここ数日はちょっと違う。
怒られた。
→だめなのはわかってる、でもヤダ。
→無言で立ち去る。
→ママから離れてナット虫。
今ここ。
このナット虫はひっくり返すことが困難である。
ある日頑張ってひっくり返してみると
涙でボロボロのなっとくんが登場した。
そこから私は裏返すのをやめ
ナット虫が現れたら観察をしてる。
今どんな気分だろう。
ナット虫の心を想像する。
「誰もわかってくれない」?
「ボクなんてどうでもいいんだ」?
「ママになんて謝ろう」?
「なんかわかんないけど悲しい」?
きっとナット虫には理由がある…はず。
「抱っこー!」ではなく、
こもることにしたのにもなんかある…はず?w
正解はわかんないけど
私はナット虫を観察し続けている。
心に傷がついていませんように。
自分で出てこれますように。
と願いながら。
「ニョキ」
しばらくしてナット虫から手という触覚が生えた。
ナット虫終了のお知らせ。
お疲れっす。
ただごめんよ。
ママは今日、その手を引いてあげられない。
なぜならママの両手にはいまだに
冷え切った生姜焼きがあるからね。
ごめん、ちょっと待っててw

