うちの小学校には「里帰り保育」というものがある。
小学3年生になると、夏休みに自分が通っていた保育園のお手伝いができる。
職業体験みたいなものらしく、毎年人気。
兄弟がまだ保育園に通っている子なんかは、ほとんど参加する。
もちろん、うちもそう。
去年、こんちゃんは初めて参加した。
先生からも、
「こんちゃんなら楽しそう。」
友達からも、
「一緒に行こうよ。」
なんだか向いてそうな空気。
私は特に何も言わず、
申し込みだけして送り出した。
そして一年後。
今年も案内のハガキが届いた。
周りの友達も参加。
親同士も
「何日になった?」
「どこのクラス?」
と、当たり前のように話している。
もう「参加する」が前提の世界。
「こんちゃんは?」
そう聞かれて私が答えようとした、その時。
近くで遊んでいたこんちゃんが
ひょこっと顔を出した。
「私は参加しないことにしたの。」
「ちょっと向いてないかなーって。」
そう言って、また遊びに戻っていった。
早っ。
「あんな感じで(笑)。本人が行かないって。」
「そうなんだー。ちゃんと自分で決めたんだね。」
それで会話は終わった。
こんちゃんは昔から頼まれ役が多い。
弟もいる。
でも、実は前から薄々気づいていた。
こんちゃんは
あんまり小さい子と遊ぶの好きじゃない。
だから家でハガキを見せた時
「私は行かないよ。」
って一言。
潔いねーそのきっぱり感大好きよ
「友だちから誘われなかったの?」
「誘われたよ。でも断った。」
「そうなんや。誘われたらやると思ってた。」
そう言うと
こんちゃんは平然と返した。
「みんながやるからやるんじゃない。
自分がやりたいからやるんだって
いつもママ言ってるじゃん。」
……
聞いてたんかいw
私あんな適当に言ってたのに。
私は勝手に
こんちゃんは周りに流されやすいタイプだと思っていた。
でも違った。
流されないように頑張っていたわけでもない。
ただ「向いてない。」
って、自分で決めていただけだった。
その選択肢は、これからも持っていてほしい。
こんちゃんの一言を聞いて、
少し安心&びっくりだった。
私のつたない言葉は
ちゃんと届いてるか分からない。
からいつも繰り返し
おむつ。の想いを垂れ流してる
だからまぁ簡単に言えば口うるさいばばぁのように
いろいろ言いすぎて私にもよくわからなくなってるw
だから、忘れた頃に返ってくるとドキッとする。
しかも
こっちが忘れてるタイミングを狙ったみたいに。
子どもって、なんなんだ(笑)。
油断ならん。
でも、ちょっと嬉しかった。
